about me(吉村良二のミニチュアフィギュアの歴史)

この記事は約7分で読めます。

初めまして、ミニチュアフィギュアの世界の筆者のgijoegallianoこと、吉村良二です。

ミニチュアフィギュアの世界と題したこのブログは趣味のミニチュアフィギュアの紹介がメインです。

プラモ好き少年がフィギュアに巡り合うまで

小学生の頃からプラモデル大好き少年でした。今のようにプラモデルはどんなスケールやジャンルでも有るわけでは無く、また選択の余地すらない昭和三十年代でした。

その頃はスケールモデルは戦車がタミヤ、艦船では日本模型(ニチモ)、飛行機では長谷川模型が有名なメーカーでした。初めてプラモデルに塗装をしたのは四年生、10歳の時だったと覚えています。

それから数年し、高校生の時に転機が訪れます。梅田の映画館で上映されていた「ワーテルロー」というナポレオンの百日天下を扱った戦争歴史スペクタルでした。

赤、青の軍服の美しさに魅了された仏英両軍のコスチューム。以来、資料を集め、フィギュアを買ってコレクションするのが現在に至る私の趣味になりました

ミニチュアゲームとの出会い

元来、プラモデル好きという事はミニチュア好きと同じです。1/35(戦車モデル)、1/72(飛行機モデル)、1/700(艦船モデル)、1/3000(艦船モデル)と全てのジャンルがミニチュアなのですから!

近年はどのスケールモデルも大きくなり、より精密さを追求できます。ただ私の場合はコレクションをするのが好きなタイプなので沢山集めるためには必然的に小さくなります。

話はそれましたが、ナポレオン戦争のコスチュームに魅入られ1/32(54mm)スケールから始まったコレクションも大きすぎました。結局、1/72のスケールや15mmスケールでの収集になりました。

集めるのに適したスケールの15mmですが小さ過ぎてペイントは困難でした。また1/72のソフトビニールのようなキットは普通の塗料ではすぐに剥がれイライラするキットでした。

時は流れて30歳の時に彼女と行ったシドーニーのショッピングモールで見慣れぬフィギュアを目にしました。そこにはショーケース狭しと並んだ3センチ程の人形達がいました。これがウォーハンマーとの最初の出会いでした。

ウォーハンマーとの出会いの後にアメリカで出会ったフィギュア

もちろん、その当時はそのミニチュアフィギュアがウォーハンマーとは知りませんでした。看板でWARHAMMERというのは読めましたが、何のことかさっぱり分かりませんでした。

それから5年ほどしてアメリカのショップでヒストリカルフィギュアのペイントされた展示品を見て歩いていた時に、とあるショップで南北戦争やナポレオン戦争のミニチュアを使ったゲームがあることを知りました。

その後、ショップを通じて何人かのミニチュアウォーゲーマーを紹介してもらい、色々と教えてもらいヒストリカルウォーゲームにのめり込んでいきました。

一番驚いたのはルームメイトと2人暮らしのアメリカの友人が1815年のワーテルローの戦場を部屋に作っており、ミニチュアゲームの常設スペースとなっていたことです。

いくら、住宅事情が違うといえども、これには驚愕しました。それに15mmスケールの英仏普の3軍の軍団単位のユニットの多さ。何千体とあるフィギュアの数。圧巻でした。

日本に帰ればロンリーゲーマー

日本ではナポレオン戦争はおろか、ミニチュアゲームなど誰も知りませんし、相手もほぼいません。まさしくコレクションをしても誰とも対戦できないロンリーゲーマーです。

その昔、雑誌Hobby Japanで井出さんが1/72のミニチュアを使ったウォーゲームを普及させようと連載記事もありましたが、すぐにブームは去りました。ヒストリカルは日本では普及は難し過ぎます。

一斉を風靡したボードゲームとしてのシミレーションウォーゲームも廃れてしまい、一部のマニアックな方だけの分野になりました。諦めていた1990年代後半、驚きの神風が吹きました。

ボークスで久しぶりに見たウォーハンマー

その昔、オーストラリアのシドニーで見たウォーハンマーです。沢山のパッケージが所狭しと並んでいました。あまりよく解らないままに買ったのを覚えています。ただ、今のようにコデックス(バトルトゥーム)やルールブックも手に入りにくい(まして英語版)状況では普及は難しく暫くして撤退されました。

ゲームズワークショップの日本での最初の攻勢はジョーシンから

大阪の日本橋にある上新電気がプラモデルや鉄道模型を扱いだし、ヒストリカルフィギュアさえも扱い出しました。そして、そこへ登場したのがウォーハンマーでした。出来たばかりのゲームズワークショップジャパンの方がよく来ていたのを懐かしく思います。

この頃は日本語のルールブックやコデックスも発売され、雑誌にも紹介され第1次ウォーハンマー時代と呼べるブームが起こりました。

イエローサブマリンも参戦

日本橋や全国のイエサブも扱い出し、ブームはどんどんヒートアップしました。各地にクラブチームが出来、イエサブ店舗でも対戦が出来たり、今思えば良い時代でした。

また、ジョウシンが主催で協賛がゲームズワークショップジャパンの「ウォーハンマーペイントコンテスト近畿」が開催され、審査員と一般投票で順位を決めるという変則的な大会で優勝しました。今思えば、日本で手に入らない商品をイギリスの本社で買って珍しさで優勝を勝ち取ったと記憶しています。(私より塗装の上手い方がおられ、勝つために考えました。一般人の投票で勝とうと戦略をねった訳です。

当時はWH40000には全く興味は無く、もっぱらファンタジーバトルばかりでメインは「ダークエルフ」「オーク・ゴブリン」でしたが、ペイントとコレクションの面白さに「ケイオス」までアーミーに加えました。

当時のルールは第七版で完成されたルールでした。ミニチュアウォーゲーマーとしてはヒストリカルでは無くファンタジーゲームでこれほどの完成度の高いゲームに感心しました。

ゲームズワークショップ直営店登場だが?

ある程度の普及に自信を持ったのか、ゲームズワークショップもいよいよ日本にショップを展開し出しました。本来ならウォーハンマーもテイクオフをしブームはさらなる飛躍と行きたかったのでしょうが、そこは日本です。ウォーハンマーの最大の売りのペイント・コレクション・プレィが受け入れられないのでしょう。

キットの値段の高さ?とペイントが障害になっているのでしょうか?展開したショップもどんどん撤退し始めました。残念ですが、普及させるのは本当に難しいホビーです。では、なぜ「ミニチュアフィギュアの世界」を始めたのか?

「ミニチュアフィギュアの世界」を始めたのは日本でも普及させたいから

私の力の及ぶ範囲ではありませんが、50年近く携わった趣味。また大好きなミニチュア。それと日本でのウォーハンマーが普及するかどうかのラストチャンスでは、と思えるからです。

また、ウォーハンマーと同じスケールの28mmサイズでの海外でのミニチュアゲームの戦術級ブーム。人生の後半になってまたペイントやコレクションに時間を費やせると思えてワクワクしてきました。

今後、やってみたいことは

もちろん、全く知らなかった40Kのペイントと世界観、アーミーについて知ること。シグマーも塗ってみたいとの思いもありますし、昔のファンタジーのキットは山ほどあります。今に通用するよう改造してみるのも趣味人の楽しみ方かと!

40Kについては2022年3月にスターターキットを購入。これについては2021年から行きつけの大阪西中島バーの「ポイントドッグ」さんの影響が大です。

それ以外にブログのカテゴリーのナポレオニックフィギュアの28mm、2022年からはwarlord games社の「epic battle waterloo」と廃盤ゲームの「Battlefleet gothic」に挑戦します。フィギュアとは造形物もさしますので船も扱います。

しばらくはWHに軸足を置きナポレオニックも書いていきます。

出戻りゲーマーとしては「エイジ・オブ・シグマー」のメインアーミーを「ブレイド・オブ・コーン」にして、サブアーミーを「スレイブ・トゥ・ダークネス」に決めて軍拡中です。

その他、「オールク・ウォークラン」や「シティ・オブ・シグマー」の「ダークエルフ」なども再編成中です。

40Kは王道のウルトラマリーンで軍拡中です。(2023年週刊ウォーハンマーが発刊になったのをきっかけにウルトラマリーンとネクロンを編成中。40Kの楽しさも解ってきました。

去年から偶然出会った30Kや40Kが背景の2013年に廃番になった艦隊ゲームのBattlefleet Gothicを再現する為にブログを執筆中です。

勿論、ペイントテクニックも勉強です。この素晴らしいホビーの障害になっているかもしれない塗装。その面白さを書ければと考えています。色々コメントをいただければ嬉しく思い執筆にも力が入りますのでよろしくお願いします。